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POPで最初に読んでほしい情報を決める
商品名、価格、説明を同じ大きさで詰めると、読む順番を決めにくくなります。POPを作る前に、お客さまがその場所で知りたいことを一つ選び、見出しにします。
この記事の目次
置く場所から役割を決める
入口なら「何のお店か」、商品棚なら「どの商品か」、レジなら「次に何をするか」が候補です。同じ商品の案内でも、置き場所が変われば主役にする情報も変わります。まず掲示の役割を一文で書きます。
原稿を三つに分ける
たとえば焼き菓子の棚なら、以下は編集用の構成例です。実際の商品情報に置き換えて使います。
| 役割 | 記入例 |
|---|---|
| 見出し | 本日の焼き菓子 |
| 選ぶための情報 | レモンのケーキ/表示価格 |
| 補足 | 個包装でお渡しします |
情報の強弱を付ける
見出しを大きく、補足を一段小さくします。ただし価格や購入条件を読めないほど小さくしないでください。AdobeのPOP制作案内でも文字の大小による強調を扱っています。全部を強調するより、主役を決めてから装飾を足します。
初めて見る人に読み順を確かめてもらう
原稿を知らない人に見せ、何の案内か、次に何をすればよいかを尋ねます。意図と違う情報が先に目に入るなら、見出しの位置や情報量を見直します。売上への効果を決めつけず、伝わった内容を確認する方法です。

画像を選ぶと拡大できます。
- 入口、棚、レジなど、掲示する場所の役割を決めます。
- 最初に読んでほしい内容を一つ選びます。
- 見出しと補足を分け、価格や条件も読める大きさにします。
お客さまの問いを見出しに変える
作り手は商品の特徴を全て伝えたくなりますが、通りかかった人はまだ何の案内かを知りません。最初に答える問いを「今日は何があるか」「この商品はいくらか」「どこで注文するか」のように具体化します。その答えを主役にすると、見出しを大きくする理由ができます。
商品棚のPOPなら、商品を選ぶための説明と、店全体のお知らせを一枚に混ぜすぎないようにします。イベントの告知やSNSの案内も載せたい場合は、それがこの場所で必要かを確認します。情報を削る判断は、内容の価値ではなく、その掲示で果たす役割から行います。
焼き菓子の棚で原稿を組み直す例
仮に「新発売」「素材へのこだわり」「商品名」「価格」「持ち帰りの案内」を全て大きくした原稿があるとします。まず、お客さまがこの棚で選ぶ対象を商品名で示し、価格と販売単位を近くに置きます。特徴は、商品を区別する一つの説明へ絞り、包装の案内は購入を決めるために必要な位置へ添えます。
新発売を主役にしたい場合でも、何が新しいのか分からない大きな文字だけにしません。見出しから商品名、価格へ自然に読めるかを、原稿を知らない人に見てもらいます。そこで「何の商品ですか」と聞き返されるなら、装飾を増やす前に商品名の位置や表現を見直します。
読み順を確かめる質問
| 確認したいこと | 尋ね方の例 |
|---|---|
| 最初に伝わった内容 | 何のお知らせに見えましたか |
| 対象の商品 | どの商品を指していると思いますか |
| 判断に必要な情報 | 選ぶ前にほかに何を知りたいですか |
| 次の行動 | この後どこで何をすると思いますか |
これは売上の増減を測る試験ではなく、案内の伝わり方を確認する方法です。「目立ちますか」だけでは、読めた内容までは分かりません。質問への答えを原稿の目的と比べ、情報の順番を修正します。最終的には実際の棚へ置き、商品や周囲の札と合わせて意味が通るかを見ます。