STORE — お店の案内・印刷
日英の店内案内は行動と条件を揃える
英語の案内を追加するときは、日本語を短く置き換えるだけでなく、同じ行動と条件を伝えているか確認します。以下は短い店内案内の編集例です。
この記事の目次
何をしてほしいかを先に書く
「こちら」や「ご協力お願いします」だけで終えず、並ぶ、注文する、受け取るなどの動作を明示します。英語も一つの短い動作にすると、紙面で対応を追いやすくなります。
| 日本語の例 | 英語の例 |
|---|---|
| こちらでご注文ください | Please order here. |
| 商品受取口 | Order pickup |
| ここからお並びください | Please line up here. |
大事な条件を省かない
営業時間、受付終了、予約の要否が日本語にあるなら英語にも載せます。「予約の申込」と「予約確定」を同じ言葉で処理しないようにします。日付は数字だけで月日を取り違えそうなら、月名を使うなど表記を見直します。
対応する文を近くに置く
日本語のすぐ下に英語を置く、同じ番号で対応させるなどの方法があります。英語が長くなったときは無理に小さくせず、説明を簡潔に書き直します。必要な条件を削って長さだけを合わせないでください。
実際の運用と照合する
例文はそのまま正解として扱わず、窓口や列の位置に合わせて確認します。機械翻訳を使った場合も、担当者が原文との条件差を見直します。複雑な契約条件などを、短い店内案内の翻訳だけで済ませないようにします。

画像を選ぶと拡大できます。
- 何をしてほしいかを、両言語で同じ行動として伝えます。
- レシートなどの必要条件を、両言語に載せます。
- 窓口や矢印も同じ行き先を指すか、現地で確かめます。
同じ情報とは同じ文字数ではない
日本語と英語では、自然な語順や必要な長さが変わります。一行ずつ同じ幅へ無理に収めるより、何をするか、どこでするか、いつできるかという内容をそろえます。短い英語へ直した結果、受付終了や予約の条件が抜けていないかを確認します。
日本語側も、翻訳しにくい曖昧さがあれば先に直します。「あちらでお願いします」では何をするか分からないため、「奥のカウンターでご注文ください」のように目的を明確にします。日本語が具体的になると、両言語で照合する項目も見つけやすくなります。
注文と受取を分ける案内の例
注文口と受取口が別にある店舗を考えます。注文口には「こちらでご注文ください / Please order here.」、受取口には「商品受取口 / Order pickup」と、それぞれの役割を対応させます。矢印を添えるなら、両言語が同じ行き先を指す配置にします。
受取時にレシートが必要なら、その条件も両方へ載せます。「レシートをお見せください / Please show your receipt.」という追加例です。日本語だけに必要条件があり、英語では窓口名しか分からない状態を避けます。英語が読める人には、英語の側だけを見て同じ行動を選べるか確認してもらいます。
対訳を内容ごとに照合する
| 照合する項目 | 確認する問い |
|---|---|
| 行動 | 注文・受付・受取を取り違えていないか |
| 場所 | 両言語が同じ窓口や列を示すか |
| 条件 | 時間、必要なもの、予約の要否がそろうか |
| 更新 | 片方にだけ旧日時や旧名称が残っていないか |
言葉を直した後は紙面も確認します。英語の行が長くなって別の日本語の説明に近付くと、対応関係が分かりにくくなります。項目ごとの間隔や番号でまとまりを作り、両方を読まなくても必要な情報が得られるようにします。日付や営業時間の変更は、対訳を一組として更新します。