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案内を置く場所は判断する手前に決める
分かりやすい文章でも、必要な場所を通り過ぎてから見えると案内として使いにくくなります。入口から目的地まで歩き、迷いそうな分岐の手前を探します。
この記事の目次
初めて来たつもりで歩く
入口、注文場所、支払い、受取の順に動きます。どこで次の行動を選ぶ必要があるかをメモします。スタッフの立ち位置からではなく、お客さまが入ってくる方向から見てください。
一枚の役割と位置を対応させる
営業時間は入店の判断前、受取口は注文後の移動前など、情報が必要になる時点に合わせます。以下は位置を検討するための例です。
| 案内 | 確認する位置 |
|---|---|
| 営業時間 | 入口へ近付く途中 |
| 注文方法 | 注文列に加わる手前 |
| 受取方法 | 支払いを終えて移動する場所 |
隠れ方と反射を見る
扉を開けたとき、人が並んだとき、商品が増えたときに隠れないか確認します。ガラスに貼るなら反射も見ます。文字サイズの調整は、実際の位置を決めてから行う方が条件を揃えやすくなります。
動線が変わったら位置も直す
売場の配置換えや窓口変更のときは、矢印と行き先を再点検します。置き場所の写真を制作記録に残し、別の担当者が設置しても向きを再現できるようにします。以下の参考資料は紙面作成用で、配置例自体は編集部の提案です。

画像を選ぶと拡大できます。
- 入口から注文・支払い・受取まで歩いて確認します。
- 次の行動を選ぶ前に、必要な案内が見える位置を選びます。
- 扉、人の列、反射で隠れないか確認します。
目に入る場所と役に立つ場所は違う
広い壁が空いているからという理由だけで掲示位置を決めると、見やすくても判断には間に合わないことがあります。注文方法は注文を終えてから読めても遅く、受取案内は店の外にだけあっても移動中に確認しにくくなります。内容ごとに、読む必要が生まれる時点を探します。
一枚を全員へ見せようとするより、入口から来る人、注文を終えた人、予約商品を取りに来た人の経路を分けて考えます。同じ場所で判断が分かれるなら、行き先を比較できる案内を置きます。別の場所で必要になる説明は、その場所へ分ける方法があります。
注文口が奥にある店舗の例
入口の近くに受取口があり、注文口は奥にある店舗を想定します。初めて来た人は手前の窓口へ向かうかもしれません。入口から見える位置で、注文口の名称と方向を案内し、受取口には注文済みの人向けであることを示します。
歩いて確認するときは、目的地を知っている人の速さで通り過ぎず、分岐の手前で立ち止まって見ます。扉が開いた状態、待つ人がいる状態、商品が補充された状態でも確認します。見えない原因が棚や人であれば、文字を大きくするだけで解決しようとせず、場所や高さを見直します。
設置記録に必要な内容
| 記録 | 次の担当者が分かること |
|---|---|
| 設置場所の写真 | 周囲の物との関係 |
| 想定する見る方向 | 矢印や文字の向き |
| 案内する行き先 | 窓口変更時に修正する対象 |
| 確認した状態 | 扉や待機列による隠れ方 |
記録は、正しい場所へ戻せるために残します。営業中に移動式の札を片付けた場合も、翌日違う方向へ向けて置かないようにします。配置換えの後は、古い矢印だけが残っていないか入口から順に歩き直します。掲示物単体の完成と、現場の案内として機能することを分けて確認します。